【中国留学】北京のコンサルティング会社で5ヶ月間インターンシップをした話

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この記事を書いた人

北京外国語大学 国際経済与貿易学部3年。21歳純日本人、中国政府奨学生。

学生会会長や大学の広報大使として、イベント企画・SNS運営・国際交流活動を行う傍ら、コンサルティング会社で市場調査やデータ分析を経験。

日本語・中国語・英語を使いこなし、中国留学に関する体験談や現地情報を発信中。SNSにて、留学に関する相談も受け付けています。

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今回は、中国のコンサルティング会社で5ヶ月(契約上は3ヶ月)インターンをした話をしようと思います。中国留学のブログを書いてる方はよく見かけますが、現地インターンに関する記事が少ないなと感じたのでここでシェアさせていただきます。

これから中国留学を考えている方や、少しでも中国に興味がある方はぜひ読んでみてください!また、中国で留学生がインターンシップをするにはインターンシップビザが必要になります。詳しいビザの申請手順などはこちらの記事から確認してください!

ぼくは、現在中国の北京外国語大学に留学している学部3年生のトモキです。
高校時代に、中国に興味を持ったことがきっかけで独学で中国語の勉強をスタート、偏差値55の私立高校から中国の大学に直接進学しました。
(詳しい経緯はこちらの記事にまとめているのでぜひ見てみてください!)

僕が中国でのインターンを決意したワケ

1. インターンが当たり前?中国のリアルな大学事情

ぼくは日本の大学事情は分かりませんが、中国の大学では、4年生になると大学院試験の勉強を始めるか、インターンシップをするのが一般的です。
しかも、多くの企業が最低3ヶ月からの長期インターンを募集していて、日本のインターンに比べて期間が長いです!(日本はインターンというより選考?)

中国ではアルバイトをする学生が少ないので、インターンを通して社会経験や実務経験を積むのが主流になっています。また、インターンでの業績が評価されると、卒業後にそのまま正社員として採用されるケースもあるらしく、現地学生にとっては就活の一部でもあります。

2. 私がインターンをしようと思ったきっかけ

では、なぜぼくがインターンをしようと思ったのか!

理由は、「実際に現地企業で働くことを通して、実務経験を積みたかったから」です。

また他の理由は…「給料が欲しかった」のと、「彼女(ベトナム人)が中国の大手家具メーカーやXiaomiでインターンをしていて僕も少し焦ってきたから!」です。

中国では留学生のアルバイトが法律で禁止されているため、合法的にお金を稼ぐ方法はインターンシップしかないのです!

違法にアルバイトをして捕まる学生が毎年何人かいます…(みんなも法律は守ろう!)

インターン探しから採用までの道のり

1. どうやって探す?留学生必須のインターン探しアプリ

まずはインターン探しです!(これが意外と難しい)
ぼくは、学校が毎学期、留学生向けに共有してくれるインターン募集中の企業リストの中から応募先を探して履歴書を提出しました。

ちなみに、中国国内でのインターン探しはアプリを使って探すのが一般的で、『实习僧(shíxísēng)』『BOSS直聘(BOSS zhípìn)』といったアプリが有名で、留学生もよく使っています。

企業に履歴書を送ったら連絡が来るまで待ちます。電話がかかってくるか、Wechatを追加されるのが一般的です!早ければ2-3日、遅ければ1週間以上かかるので、気長に待ちましょう。

2. 面接当日の実体験:初面接はまさかの3対1!

中国で初めての面接ということもあり、緊張しながらオフィスビルに入りました。人事担当の方と少し話した後、僕が配属される予定のチームの担当者が面接官をしてくれました。

個室で面接官を待っていると、なんと入ってきたのは3人!まさかの3対1の面接でした。(てっきり一対一だと思っていました…)
軽く自己紹介をして、そのあとは緊張で何を話したかあまり覚えていません。
面接時間は1時間越えで、親の仕事など詳しく聞かれました。

面接で特に質問されたのは、「もし今、あなたが投資家ならどの業界に投資しますか?」「学校で牛乳を売るビジネスを始めるなら、どのように最初の市場調査しますか?」といった、新規事業の立ち上げに関するものがほとんどでした。その他には、なぜ中国へ留学しようと決めたのか、といったことも聞かれました。

長丁場の面接が終わった頃には、精神的にも体力的にもクタクタでした。ただ、面接の雰囲気自体はとても良く、和やかに終わりました。面接官とWeChatも交換して、「これからよろしく」といったムードでした。(しかし、この後で不合格を告げられます😭)

面接が終わった直後の会話

3. 「能力不足」で不合格…からの逆転劇

結果は、面接の3日後に電話で伝えられました。理由は「能力不足による不合格」とのこと。あんなに長時間面接して、最後は良い雰囲気だったのに不合格!?って思いました。(雰囲気がいい感じだからといって油断しちゃダメらしい!)
面接の結果を聞いた後、悔しい気持ちを抑えきれなかった僕は、面接官にWehchatでメッセージを送りました。

長文を面接官の1人に送りつけました

「どうしてもこの会社で働きたい」という熱意を伝えたところ、その思いが伝わったようで、試用期間付きでのインターンシップの採用許可が下りました。

やはり、自分の思いを正直に伝えるのは大事だと身をもって実感しました。諦めないことが大切です😭特に中国の会社はパッションが大事!!

そんなこんなで、無事にコンサル会社でのインターンシップが決まりました。

北京のコンサルで働いた5ヶ月間のリアル

1. 授業との両立は可能?実際の1週間スケジュール

实习=インターンシップです。インターンの前後には1時間の移動時間があります涙

今学期は授業を多く取りすぎてしまったので、スケジュールが詰め詰めでした…。
お昼ご飯をゆっくり食べる時間がなく、移動しながら食べたり、公園のベンチで済ませたりしていました。

大学3年生の2学期に授業とインターンを両立すると、スケジュールが結構詰め詰めになります。
余裕を持ってインターンをしたい方は、大学4年生から始めることをおすすめします!

実際、この時期にクラスでインターンをしていたのは僕一人だけでした。

2. 主な仕事内容は?ぶっちゃけ給料は?

コンサルの会社での主な業務は、クライアントに提出する業界研究の資料作りでした。僕は主に日本市場の担当として、日本の半導体やロボット産業、レアメタルといった様々な業界の情報をリサーチし、資料にまとめる仕事をしていました。

当時、僕は会社で唯一の外国人だったこともあり、周りの社員の方たちとはなかなか仲良くなれませんでした😭すぐ後ろの席にいるのに仕事の連絡はメールでくるような状態で、時間が経てば関係は良くなるかと思っていましたが、結局最後まで打ち解けることはできませんでした。

なので、出勤中はひたすらにリサーチと資料作成に励みました。この会社は中国国内でしかビジネスをしていなかったので、社員の方々も外国人との関わり方に慣れていなかったのかもしれません。

気になる給料ですが、1日勤務で300元(約6,000円)ほどでした。僕は大学の時間割との兼ね合いで半日しか出社できなかったので、日給は150元。1ヶ月の給料は2,000元(約40,000円)ほどでした!

3. 言葉の壁?文化の違い?インターンで直面した困難

まず、個人的に辛かったのは通勤です。
僕がインターンをした会社は、北京でも有名なオフィス街「国貿」の近くだったのですが、大学からは片道1時間もかかる場所でした。(通勤時間をきちんと考慮していなかった自分のミスです。)
週4日、毎日往復2時間の通勤は、時間も体力もかなり消耗しました。インターン先を探す際は、学校から近い場所を選ぶことを強くおすすめします。

また、言葉の壁もやはり大きいと感じました。
インターンでは、学校の授業とは違い、職場ではビジネスで使える実践的な中国語力が求められます。僕は、業務で使われる専門用語が理解できず、社員の方と少し気まずい雰囲気になってしまう瞬間が何度かありました。

また、資料作成のためにその分野の専門家にインタビューする機会もあったのですが、中国語と専門用語のダブルパンチで大変でした。他の社員に迷惑をかけないためにも、一定以上の語学力は必要です。
そして、わからないことがあったら、真っ先に聞きましょう。

4. 5ヶ月のインターンを終えて得られた学びと成長

身についたスキル

・自分から積極的に学ぶ姿勢
僕がインターンをした会社には、外国人のインターン生がいなかったこともあり、社員の方も対応に慣れていなかったためか、あまり親しい関係を築くことはできませんでした。僕が半日出社だったことも一因かもしれません。

しかし、僕はそうした環境の中でも、「限られた期間で会社にどう貢献できるか」「この会社から何を学べるか」を常に考えていました。また、コンサルティング会社の調査レポートは毎回扱う業界が違うため、リサーチを通して様々な業界の状況に詳しくなれたのは大きな収穫でした。僕は業務時間外もインターネットやSNSで各業界の最新動向を追いかけていました。

その結果、作成したレポートについて、指導役のメンターから「まだ中国語に翻訳されていない日本の最新情報が入っていて良い」と評価していただけました。やはり、何事にも自分から積極的に学ぶ姿勢が大事だと改めて実感しました。

・業界研究レポート/PPTの作り方
実務的なスキルとしては、コンサルティング会社ならではの業界調査レポートの書き方や、プレゼンテーション資料(PPT)の作り方を学ぶことができました。

レポート全体の構成方法や、Think-Cell(PowerPointのアドイン)を使ったグラフ作成など、会社が実際にクライアントへ提出する資料を自分の目で確認しながら勉強できたのは、非常に良い経験でした。

また、「クライアントが本当に欲しい情報は何か」「その業界の専門家ではない人に対して、どう説明すれば伝わるか」など、常に相手の立場に立って資料を作ることの大切さを学ぶことができました。

最後に:中国でのインターンはこんな人におすすめ!

5ヶ月間のインターンは、正直に言って大変なことの連続でした。
慣れない長時間の通勤、専門用語が飛び交う職場での言葉の壁、そして学校の授業との両立。

しかし、その分得られたものも大きかったと感じています。厳しい環境だったからこそ、自ら学ぶ姿勢や精神的な強さが身につきましたし、何より「実際に中国企業で働く」という経験は、今後のキャリアを考えるきっかけにもなりました。

これらの経験を踏まえて、中国でのインターンは、特に以下のような人におすすめします!

1. 自分の中国語力をビジネスの現場で試したい人

学校で学ぶ中国語と、職場で求められる中国語は全くの別物です。実際、僕は大学で中国語を使って授業を受けていますが、仕事になると専門用語も多く聞き取れないことが結構ありました。(日本語でも聞いたことない単語が沢山)
自分の中国語力にある程度の自信がある方はぜひ挑戦して見てください!業務を通して学べる中国語も沢山あるはずです!

2. 精神的にタフで、自ら学ぶ姿勢のある人

手取り足取り1から教えてもらえる環境は期待しない方が良いかもしれません😭
特に、僕の職場のように外国人が少ない場合、自分から積極的に質問し、勉強をしないと仕事についていけなくなる可能性が高いです…!!
厳しい環境でも「この経験から何を盗んでやろう」と考えられる、ポジティブ思考が大事です!

3. 「とにかくやってみる」という情熱と行動力がある人

僕が一度不採用になった後、熱意を伝えたら採用になったように、中国では論理だけでなく「情熱」や「気持ち」が重視される場面が多々あります。完璧なスキルや経歴がなくても、「この会社で働きたい」「成長したい」という強い想いを自分の言葉で伝えられる人、そしてそれを実際に行動で示せる人は、きっと良い仕事に出会えるはずです。

4. 将来、中国や中華圏でキャリアを築きたい人

大学生にとって、インターンは就職活動の重要な一部であり、貴重な経験です。現地学生と同じ環境で働くことで、中国企業の働き方や価値観、キャリア観を肌で感じることができます。将来的に中国で働くことを少しでも考えているなら、一度はインターンシップを経験してみることをおすすめします!

中国でのインターンは、決して楽な道ではありません。しかし、現地インターンで学べることは沢山あるし、卒業後日本で就活する場合もアピールポイントになります。迷ってる方はすぐに応募して見ましょう!

この記事が、少しでも皆さんの役に立てば嬉しいです。また、何か質問があれば、気軽にSNSで連絡してください!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!再见!👋

北京外国語大学 国際経済与貿易学部3年。21歳純日本人、中国政府奨学生。

学生会会長や大学の広報大使として、イベント企画・SNS運営・国際交流活動を行う傍ら、コンサルティング会社で市場調査やデータ分析を経験。

日本語・中国語・英語を使いこなし、中国留学に関する体験談や現地情報を発信中。SNSにて、留学に関する相談も受け付けています。

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