【2026年最新版】中国留学のVPNおすすめは?現地留学生が4つを実際に試した比較レビュー

中国留学ブログ
この記事を書いた人
小南 朋輝(Kominami Tomoki)

北京外国語大学 国際商学部4年。22歳純日本人、中国政府奨学生。

学生会会長や大学の広報大使として、イベント企画・SNS運営・国際交流活動を行う傍ら、コンサルティング会社で市場調査やデータ分析を経験。

日本語・中国語・英語を使いこなし、中国留学に関する体験談や現地情報を発信中。SNSにて、留学に関する相談も受け付けています。

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こんにちは、トモキです!

※この記事は2026年7月時点の情報です。中国のネット規制(GFW)やVPN各社の状況は変化が激しいため、最新の状況を随時反映して更新しています。

今回は、ぼくが北京で生活してきた3年間の経験をもとに「中国留学のVPNガチレビュー」をします!

これから中国留学を考えている方、現在中国で留学中の方など、多くの人が最初にぶつかるのが「インターネットの壁」じゃないでしょうか。日本にいる家族とLINEしたい、インスタに留学生活をアップしたい、課題のためにGoogleやGoogle Scholarを使いたい……これ、中国では全部そのままでは使えません。

だからこそ、僕たち留学生にとってVPNは単なる便利ツールではなく、勉強や友人関係を維持するための「デジタル生命線」です。巷には「中国VPNおすすめランキング!」というアフィリエイト記事が溢れていますが、この記事は違います。僕が実際に北京で体を張って試した、4つのVPNのリアルな体験談です。

【結論】中国留学のVPN、おすすめはこれ(2026年版)

先に結論からお伝えします。長い記事なので、忙しい方はここだけ読めばOKです。ぼくが実際に試した4つ+バックアップ手段を、2026年時点の状況で比較したのが以下の表です。

サービス月額の目安安定性日本語サポートこんな人におすすめ
カベネコVPN約480円〜(1年プラン)◎ 安定◎ 日本語フル安定・安心が第一の人/VPN初心者
NTHU.CC月9.9元〜(約200円)◯ 最近は安定✕ なしとにかく安さ最優先の人
VPNネコ無料△ 不安定✕ なし緊急用・お試しのみ
ExpressVPN月約490〜940円(1〜2年契約)✕ 中国で繋がらず△ 英語中心(現状、中国では非推奨)
国際ローミング
(ahamo/楽天)
データ通信料◎ 確実◎ 日本の会社短期滞在/VPNのバックアップ

タイプ別の最終おすすめはこうなります。

  • 【安定と安心が第一の慎重派・初心者】→ カベネコVPN:中国での接続実績が豊富で安定。トラブル時も日本語で手厚くサポートしてもらえる安心感が大きい。
  • 【とにかく安さ最優先】→ NTHU.CC:月額200円台という圧倒的な安さ。ただし不安定&セキュリティは自己責任。
  • 【短期滞在・簡単さ重視・バックアップ】→ ahamo楽天モバイルの国際ローミング:設定不要でVPNなしにGoogleもLINEも使える。コストは割高。

ここから先は、なぜこの結論になったのか、4つのVPNを実際に使った体験談を交えて詳しく解説していきます。

先日、中国留学に関する情報交換ができるコミュニティを立ち上げました!
ぜひお気軽にご参加ください👇

https://x.com/i/communities/1970802485502828911

まず知っておきたい、中国ネットの「壁」の正体

VPNの話をする前に、僕たちが戦っている相手、「グレート・ファイアウォール(GFW)」について少しだけ知っておきましょう。これ、単にいくつかのサイトをブロックしているだけの壁じゃないんです。

1. 「壁」って、一体何者?

グレート・ファイアウォール(GFW)は、中国政府が国のサイバー主権を守るために作った、法律・規制・超ハイテク技術が一体となった巨大なシステムです。GoogleやFacebookなど海外の巨大ITをシャットアウトし、Baidu(百度)やWeChat(微信)といった国内サービスを育てる目的があります。

大事なのは、この壁が常に進化しているということ。新しい「抜け道」が見つかれば、すぐにそれを塞ぐためにアップデートされます。VPNサービス側も、その新しいブロックを回避するために必死で技術を更新する……この終わらない「いたちごっこ」が、VPNの接続が日によって、サービスによって不安定になる根本的な原因です。だからこそ、去年まで使えたVPNが今年はダメ、ということが普通に起こります。この記事を「最新版」として更新し続けているのもそのためです。

2. 留学生にとって、なぜこれが大問題なのか?

僕たち留学生にとって、インスタやLINEなどのSNSが使えないのは大問題ですよね。でも影響を受けるのは娯楽だけではありません。学業そのものを脅かす深刻な障害でもあります。

  • 学術ツールが使えない: 論文検索エンジン「Google Scholar」がGoogleごとブロックされ、先行研究を調べる上で致命的です。海外大学の公式サイトやオンライン授業も不安定になりがち。
  • IT分野への影響: プログラミング学習に必須のGitHubも接続が不安定。完全ブロックは少ないものの、共同作業の妨げになります。

中国にもCNKI(中国知网)という巨大な国内学術データベースはありますが、国際的な研究をする上では海外データベースへのアクセスは不可欠。だからこそ、僕たちにとってVPNは学業を続けるための「ライフライン」なんです。

トモキ
トモキ

中国の学生や教授も研究のためにVPNを使ってます!

現地留学生のVPN奮闘記:4つを実際に使ったリアルレビュー

ここからは、僕が「実際に使ってみたVPNサービス」について、忖度なしのレビューをお届けします。それぞれのVPNが、中国という特殊な環境でどんな顔を見せたのか、僕のリアルな体験談を交えて紹介します。

1. ExpressVPN(「有名すぎて狙い撃ち」2025年も繋がらず…)

ExpressVPNは、世界で最も有名で、多くのレビューサイトで「中国に強い!」と絶賛されているVPNの王様的存在です。僕もその評判を信じて、中国渡航前に意気揚々と契約しました。

しかし、2023年に初めて中国に来た時、ExpressVPNは全く使い物になりませんでした。北京に着いてスイッチを入れた僕を待っていたのは「接続中…」のまま動かない画面。(当時はとても焦りました笑)結局、すぐに解約する羽目になりました。日本国内から他の国へ接続するのは問題なくできたのですが、肝心の中国ではダメでした。

そして、これは僕だけの話ではありません。2025年にも、同級生が中国で使うためにExpressVPNを契約したものの、現地でまともに繋がらなかったと話していました。つまり、「有名なExpressVPNなら安心」というのは、少なくとも中国国内では2023年から2025年にかけて一貫して当てにならない、というのが僕の周りのリアルです。

  • なぜ繋がらないのか?: おそらく有名すぎるからです。GFWはExpressVPNのような人気サービスを優先的に狙い撃ちし、サーバーのIPアドレスを片っ端からブロックしていきます。技術的には「難読化」などで対抗していますが、中国国内での安定利用は期待しづらいのが現状です。
  • 絶対に忘れてはいけないこと: ExpressVPNの公式サイト自体が中国ではブロックされているため、もし試すなら、アプリのダウンロード・契約・支払いは必ず日本にいるうちに済ませておく必要があります。

結論として、2026年時点で「中国留学のためにExpressVPN」は、僕はおすすめしません同じ料金を払うなら、次に紹介するカベネコVPNのように中国特化のサービスを選ぶ方が確実です。

2. カベネコVPN(困った時の頼れる優等生・初心者はまずこれ)

カベネコVPNは、僕が中国に到着してExpressVPNが使えないと発覚した直後、藁にもすがる思いで契約したVPNです。ExpressVPNのようなグローバル大手とは違い、特に日本と中国の間の接続に特化したサービスで、結果的に僕の留学生活を支える頼れる相棒になりました。

料金・サービスともに満足できる品質で、ネットも比較的安定していました。ただし、全人大(全国人民代表大会)など中国の政治的に重要な時期には繋がりにくくなることもありました(これはどのVPNでも共通です)。

  • 抜群の安定感: 中国のネット規制対策を最優先に設計されているだけあって、本当に繋がります。規制が厳しい時期でも、カベネコだけは生き残っている、なんてこともよくありました。
  • 安心の日本語フルサポート: 運営が日本の会社なので、問い合わせもトラブル対応も全部日本語でOK。規制強化時にはメールやSNSで状況を知らせてくれるなど、海外サービスにはない安心感があります。
  • 学生に優しい料金体系: 1年プランなら月額480円(4アカウントまで利用可)と、この性能でこの価格は破格です。しかも最長21日間の無料トライアルがあるので、日本にいる間に接続を試せるのも安心(※料金は2026年7月時点。最新は公式サイトでご確認ください)。
  • ユニークなポイント制度: 料金がポイント制で、VPNを使った日数分だけポイントが消費されます。使わなかった日は減らないので、毎日は使わない学生には合理的。ただパソコンでの設定が少し複雑なので、日本で先に契約・設定まで済ませてから中国に来ることを強くお勧めします。
トモキ
トモキ

カベネコVPNはTwitter(X)で最新の接続状況が見られるのも良いところです!

「カベネコVPNって実際どうなの?」とよく聞かれるので、ぼくが3年使ってきた立場から一言でまとめると――「中国で失敗したくない初心者が、最初に契約すべき鉄板の1本」です。安定性・日本語サポート・料金のバランスが良く、VPN選びで消耗したくない人には迷わずこれをおすすめします。

3. VPNネコ(無料だが「緊急用」でしかない理由)

VPNネコは僕もたまに使うVPNです。メインのVPNが使えなくなった時の緊急避難用として重宝しています。iOSのアプリストアからすぐダウンロードして使えるので、手軽さはピカイチ。中国でVPNを有料契約したくない方が「とりあえず試す」のには向いています。ただし、この「無料」の裏には知っておくべき注意点があります。

  • 運営者が誰だかわからない: 無料VPNによくある話で、運営会社の実態がはっきりしません。誰が僕たちの通信データを管理しているのかが不透明です。
  • セキュリティのリスク: 暗号化技術やプライバシーポリシーの情報が乏しく、個人情報やパスワードを扱う通信には不安が残ります。
  • 接続の不安定さと広告: 接続が10〜30分おきに切れることがあり、無料ゆえに広告も表示されます。

結論、VPNネコは緊急時のサブとしては便利だが、メインには非推奨。SNSを少し見る程度ならOKですが、決済情報や大事なパスワードを入力する通信では使わない方が安全です。用途を限定して賢く使いましょう。

4. NTHU.CC(安さ最強・最近は安定性も向上/僕が今メインで使っているVPN)

僕が今メインで使っているのが、この「NTHU.CC」です。中国留学中に、同級生のマレーシア人におすすめされて使い始めました。有名サービスとは少し違う「知る人ぞ知る」選択肢で、その実態とリアルな使い心地を正直にレビューします。

正直に言うと、以前は繋がりやすいわけではなく、不安定な時も多かったです。ただ、最近は接続がかなり安定してきました。実際、大手のカベネコVPNが繋がりにくかった時期でも、NTHU.CCは問題なく繋がっていたことが何度もありました。小規模なサービスがかえって規制の網をかいくぐれている、という好例だと思います。

そして何よりおすすめする最大の理由は価格の安さ。僕が使っている月額9.9元(約200円)のプランは、毎月100GBまでの制限はありますが、この安定感でこの値段なら十分すぎるほど満足しています。

  • ちょっとマニアックな設定方法: iOSなら「Shadowrocket」、パソコンなら「Clash」系といった外部アプリを経由して接続します。アプリさえ入れれば、あとはサイトからワンクリックで設定情報をインポートできるので、実は意外と簡単です。
  • 消える公式サイト: NTHU.CCの公式サイトのURLは、GFWにブロックされるたびに変わります。これは欠陥ではなく、GFWから逃げ続けるための生存戦略です。
  • メリット: 月額200円台という圧倒的な安さ。大手が規制のターゲットになる中で、小規模サービスは監視の目から逃れやすく、大手が一斉にダウンしている時でも繋がることがあります。
  • デメリット(リスク): 最近は安定してきたとはいえ、時間帯や時期によっては速度が落ちることもあります。また運営者が不明でノーログの保証もなく、セキュリティは自己責任。個人運営ゆえある日突然サービスが終了する可能性もあり、その場合お金は返ってきません。中国の法律では認可されていないサービスである点も理解しておきましょう。

結論、ぼくはNTHU.CCの性能と価格に満足して使っていますが、誰にでもおすすめできるVPNではありません。安さと引き換えのリスクを理解した上で、あくまで自己責任で、というのが正直なアドバイスです。安定・安心を求めるなら、素直にカベネコVPNの方が良いです。

NTHU.CCの具体的な登録・設定方法はこちらの記事で詳しく解説しています

安全に壁を越えるために:法律、自己防衛、そしてバックアッププラン

1. VPNと法律:実際のところ、使っていいの?

中国でのVPNの法的な扱いは、一言で言うと「グレーゾーン」です。法律が主にターゲットにしているのは、政府の許可なくVPNを「提供・販売する側」。僕たちのような個人ユーザーが罰せられるのは今のところ一般的ではなく、多くの留学生・駐在員が日常的に使っているのが現実です。

ただし注意は必要です。一番やってはいけないのは、WeChatのような監視の厳しいアプリで「VPN」や「翻墙(壁越え)」といった言葉を使ってVPNの売買や設定の話をすること。これらの単語は検閲対象なので、VPNの話はもっと安全なアプリでするのが賢明です。

2. 「反スパイ法」とスマホのセキュリティ

2023年に改正された反スパイ法で、国の安全を守る担当者の権限が強化され、理論上は個人のスマホやPCを検査する権限も含まれます。入国時などにスマホの中身を見せるよう言われた、という話も実際に報告されています(留学生に無差別・頻繁に行われるわけではありません)。

対策は難しくありません。中国で使うスマホには政治的にデリケートな写真や文章を保存しないこと、軍事施設や政府の建物付近での撮影を避けること、そしてスマホに強力なパスワードをかけておくこと。これだけで十分です。

3. VPNがなくても大丈夫!いざという時のバックアッププラン

「VPNが全部繋がらなくなった!詰んだ…」となる前に、こんなバックアッププランを用意しておくと安心です。

  • 国際ローミング(ahamo・楽天モバイルなど): 日本のSIMのまま中国でデータ通信を使う方法。通信が日本の通信会社を経由するのでGFWの影響を受けず、VPNなしでGoogleもLINEも使えます。ahamo(月30GB/2,970円)なら追加料金・事前申込なしで海外データ通信が使え、短期滞在やVPN不調時に非常に便利です。ただし海外での利用開始から15日を過ぎると通信速度が制限されるので、長期滞在のメイン回線ではなく「短期・バックアップ用」と考えましょう。
  • 香港SIMカード: Amazonなどで買える香港SIMも同じ理屈でGFWを回避できます。中国本土で使うと香港経由で繋がるため、GoogleマップやSNSが自由に使えます。

これらはVPNより設定が簡単で確実ですが、データ通信料は割高になりがち。自分の使い方に合わせてVPNと組み合わせるのが最強です。

よくある質問(FAQ)

Q
中国留学におすすめのVPNはどれですか?
A

安定性と日本語サポートを重視するならカベネコVPN、コストを最優先するならNTHU.CCがおすすめです。

短期滞在であれば、ahamoや楽天モバイルの国際ローミングでVPN不要でアクセスする方法もあります。

Q
カベネコVPNの評判は?料金はいくらですか?
A

中国特化で接続が安定しており、日本語サポートが手厚い点が高く評価されています。料金は1年プランで月額480円(4アカウントまで利用可・2026年7月時点)です。

ぼく自身も3年間使い、初心者に最初の1本として最もおすすめしています。使った日数分だけ消費するポイント制で、毎日は使わない学生にも合理的です。最新の料金は公式サイトでご確認ください。

Q
ExpressVPNは中国で使えますか?
A

ぼくの経験では、2023年も2025年も中国国内ではまともに繋がりませんでした(同級生も同様)。2026年時点で中国留学用としてはおすすめしません。

有名すぎてGFWに狙い撃ちされやすいのが理由と考えられます。中国特化のカベネコVPNの方が確実です。

Q
VPNは中国に行く前に契約すべきですか?
A

はい、必ず日本にいるうちに契約・設定を済ませてください。

多くのVPNの公式サイトは中国国内からアクセスできないため、渡航後ではアプリのダウンロードや契約ができなくなる可能性があります。

Q
VPNが繋がらない時はどうすればいいですか?
A

バックアップとして、日本の携帯の国際ローミングや香港SIMカードを用意しておくのがおすすめです。

これらはGFWの影響を受けないため、VPNなしでLINEやGoogleが使えます。また、政治的に重要な時期は規制が強まるため、複数の手段を持っておくと安心です。

Q
無料VPN(VPNネコなど)だけで大丈夫ですか?
A

緊急時の利用には便利ですが、メインのVPNとしてはおすすめしません。

運営元が不明瞭でセキュリティが不透明なため、パスワード入力やオンライン決済など機密性の高い通信での使用は避けた方が安全です。

結論:結局、僕たち留学生はどのVPNを選ぶべきか?

長々と僕のVPN奮闘記にお付き合いいただき、ありがとうございました。ExpressVPNでの挫折から始まり、カベネコVPNという相棒を見つけ、VPNネコの罠を知り、そしてNTHU.CCという知る人ぞ知るVPNに辿り着きました。

この経験を通してたどり着いた結論は、「すべての人にとって完璧なVPNは存在しない。でも、あなたの状況に合った『正解』は必ずある」ということです。改めて、タイプ別のおすすめをまとめます。

  • 【安定と安心が第一の慎重派・初心者】→ カベネコVPN:中国での接続実績が豊富で安定。日本語サポートの安心感は何物にも代えがたい。VPN選びで消耗したくない人はまずこれ。
  • 【短期滞在・とにかく簡単がいい】→ ahamo楽天モバイルの国際ローミング:設定不要で着いた瞬間から日本と同じ。コストはかかるが旅行・出張・バックアップに最強。
  • 【とにかく安さ最優先】→ NTHU.CC:月額200円台のコスパは際立つ。節約したい学生向け。ただし一定のリスクは覚悟の上で。
トモキ
トモキ

迷ったら、まずはカベネコVPNでOKです!

中国での留学生活は、刺激的で貴重な経験の連続です。その素晴らしい時間を、ネットのストレスで台無しにするのは本当にもったいない。この記事が、あなたのVPN選びの参考になれば嬉しいです。VPNで中国の壁を乗り越えて、最高の留学生活を送りましょう!

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