こんにちは、トモキです!
これから中国への留学を考えている高校生や大学生の皆さん、進路選びで迷っていませんか?
「中国でビジネスを学びたいけれど、どの大学が良いかわからない」「英語も中国語も頑張りたい」そんな皆さんに、僕が現在通っている北京外国語大学(BFSU)と、その中の国際商学院(IBS)の魅力を紹介します。
実際にここに通っているからこそわかるリアルな情報をお届けします。この記事が少しでも皆さんの進路選びの参考になれば嬉しいです!
北京外国語大学(BFSU)ってどんなところ?

1. 「外交官の揺りかご」と呼ばれる伝統校

まず、大学全体のことから紹介します。北京外国語大学は1941年に創立された、中国共産党による最初の外国語教育機関です。これまでに500名以上の大使と3,000名以上の参事官を輩出してきた実績から、「外交官の揺りかご」と呼ばれています。
ロシア語学校から始まり、中国トップの外国語大学に、現在は商学部、メディア学部、法学部などを含めた総合大学になっています。大学では東京外国語大学より多い101種類もの外国語を研究対象としており、言語教育においては中国でもトップクラスの環境です。
2. 中国トップレベルの「国家重点大学」
中国の大学にはランク付けのような制度がありますが、BFSUはその中でも「211工程」および「985優位学科創出プラットフォーム」という国家重点プロジェクトの両方に選ばれています。
これは日本でいうと旧帝国大学や有力な国立大学のような位置づけで、中国国内での知名度は抜群です。就職活動や社会的な評価においても、「BFSUの学生である」ということは大きな信頼につながります。周りには中国全土から選抜された優秀な中国人学生が集まっているので、刺激的な環境で学ぶことができます。
国際商学院(IBS)で学べること

さて、ここからが本題です。僕が所属する国際商学院(International Business School: IBS)について説明します。2001年に設立されたこの学部は、「言語能力」と「ビジネス専門性」の両方を身につけることを目標にしています。
また、BFSUの中で最も学生数が多い学部です。一番の自慢は、ビジネス教育の質を保証する国際認証であるAACSB認証を取得していることです。これは世界のビジネススクールのトップ6%未満しか持っていない非常に取得が難しい認証で、中国の外国語系大学ではBFSUが初めて取得しました。つまり、ここでは語学だけでなく、世界標準のハイレベルなビジネスもしっかり学べるということです。
1. 英語と中国語、そしてビジネスを同時に学ぶ
IBSの最大の特徴は、英語と中国語の両方を使いこなせるビジネス人材を目指せる点です。日本人留学生にとって、これは大きな強みになります。以下の2つのコースがあります。ここでは学部プログラムについて紹介します。
中国語コース(Chinese-Taught Program)
すでに中国語が得意(HSK4級・5級以上)な人は、中国人学生と一緒に学ぶことができる「中国語コース」に挑戦できます。
- 選べる専攻:
- 国際ビジネス:IBSの看板専攻です。多国籍企業の経営戦略や、異なる文化背景を持つ人々をまとめる異文化マネジメントを学びます。
- 経営学(国際マーケティング):消費者の心理や市場の動きを分析します。グローバル市場で商品やサービスを広めるための、戦略立案やブランディングを学びます。
- Eコマース:デジタル経済が進む中国ならではの専攻です。ビッグテック企業の事例などを通じ、最新のネットビジネスやデジタルマーケティングを学びます。
- 会計学:ビジネスの言語とも言われる「お金の管理」を専門的に学びます。財務諸表の作成・分析や監査を通じて、企業の経営状態を正確に読み解く力を養います。
- 情報管理・情報システム:ビジネスとITを繋ぐ分野です。ビッグデータの分析やプログラミング技術を習得し、データに基づいた経営判断を行うスキルを磨きます。
- 金融:資金調達や投資など「お金の流れ」を扱います。金融市場の仕組みを理解し、企業価値を最大化するための資産運用スキルを学びます。
- 国際経済貿易:国境を越えた経済活動の仕組みを学びます。貿易の実務ルールや国際金融への理解を深め、グローバル経済を見通す視点を養います。
- 特徴: 中国語で専門科目を学ぶため難易度は高いですが、中国社会への深い理解が得られます。また、このコースの大きなメリットは、学費や生活費が免除される「中国政府奨学金」を利用できるチャンスがあることです。経済的な負担を減らしたい人には特におすすめです。
- 学制:4年
- 学費:31,000元 / 年

僕はこのコースに中国政府奨学金生として通っています!
英語コース(English-Taught Program)
中国語がまだ全然できない、という人も安心してください。「英語コース」なら、授業はすべて英語で行われます。入学したその日から専門的なビジネスの勉強をスタートできます。もちろん、必修科目として中国語の授業もあるので、卒業する頃には「ビジネスレベルの英語」と「生活・実務レベルの中国語」の両方が身につきます。
- 選べる専攻:
- 国際ビジネス:グローバル企業の経営戦略や組織運営を学び、異文化環境でリーダーシップを発揮するためのマネジメント能力を養います。
- 経営学(国際マーケティング):世界各地の消費者ニーズや市場動向を分析し、グローバル市場でブランド価値を高めるための販売戦略や広告手法を学びます。
- 経営学(中国ビジネス研究):中国特有の商慣習や市場環境を重点的に研究します。世界経済への影響力を増す中国での、ビジネス展開や成功事例を学びます。
- Eコマース:デジタル経済先進国である中国の環境を活かし、ビッグデータ活用やライブコマースなど、最新のネットビジネスを実践的に学びます。
- 金融:企業の資金調達や投資判断など「お金の流れ」を扱います。金融市場のメカニズムや、企業価値を最大化するための資産運用を学びます。
- 国際経済貿易:国境を越えた経済取引の仕組みや規制を学びます。貿易実務の知識に加え、複雑な国際経済の動向を読み解く視点を養います。
- 学制:4年
- 学費:39,900元 / 年
また、英語コースでは2+2プログラムや交換留学も充実しており、韓国の提携大学や欧米の大学で2年間学び、複数の国の視点を持つことも可能です。
大学院コース(Master’s degree)
- 英語コース
- 国際ビジネス修士 (Master of International Business – MIB)
- 学べる内容・特徴:
現代の中国ビジネス、中国文化、アジア的価値観と、西洋の経営科学・実践を融合させたカリキュラム。中国語の授業も含まれており、中国文化や経済への理解を深めることで、将来のインターンシップや就職活動での競争力を高めることを目指します。 - 学制: 2年
- 学費: 45,000元 / 年
- 中国語コース
- 金融修士 (Master of Finance)
- 学べる内容・特徴:
高度な商科理論の学習に加え、企業訪問などの実践的な学習を重視しています。「学習と実践の結合」を掲げ、第一線のビジネス知識に触れる機会を提供します。 - 学制:2年
- 学費:50,000元 / 年
2. 教室の外へ!企業訪問研修「Immersion Week」
私が特に面白いと感じているのが、「Immersion Week(企業参観週)」というカリキュラムです。これは希望者だけが参加するイベントではなく、卒業するために絶対に参加しなければならない必修科目なんです。
- どんなことをするの?:
英語コースの学生は年2回、中国語コースは年1回、通常の授業をストップして、チームごとに中国各地の企業を訪問します。 - 訪問先が豪華:
北京、深圳、上海、杭州などの大都市に行き、BYD、Xiaomi(シャオミ)、テンセントといった世界的な大企業や、アジアインフラ投資銀行(AIIB)などを見学します。 - 学びの深さ:
ただの見学ではありません。企業の幹部から話を聞き、実際に現場を見て、その後グループでディスカッションやプレゼンを行います。教室で学んだマーケティングなどの理論が、実際の現場でどう使われているかを確認できる貴重な機会です。中国企業のスピード感や技術革新を肌で感じることで、ビジネスへの理解が格段に深まります。
3. 日常生活は「語学の実践」の場
実際に生活していて感じるのは、「中国語と英語を使いまくる日常」だということです。
- 英語: 授業や学生団体、漢字圏以外の留学生との会話で使います。
- 中国語: 街中での買い物、食堂、中国人学生との交流で使います。このように、毎日自然と複数の言語を切り替えて生活することになります。
3. 充実したキャンパスライフ

1. アジア人が多く、フレンドリーな環境
BFSUには世界100カ国以上から留学生が集まっていますが、特にアジア出身の学生が多く、みんなとてもフレンドリーです。韓国、マレーシア、タイ、中央アジアの国々など、多様なバックグラウンドを持つ学生たちと一緒にグループワークをしたり、食事に行ったりします。
日常的に中国語と英語を使いまくる生活を送ることになります。最初は大変かもしれませんが、共通の話題で盛り上がったり、お互いの言語を教え合ったりすることで、自然と言語能力が向上します。
2. 学生団体でグローバルなチームワークを経験
国際商学院では、世界各国から来た留学生と学生団体での活動をともにすることで、グローバルコミュニケーションを学ぶことが可能です。
IBS Union(国際商学院留学生会)

留学生が主体となって運営する組織で、新入生のサポートやイベントの企画を行います。スポーツ大会や各国の映画鑑賞会、卒業プロムなど、イベントが多く学校生活も楽しめます。メンバーは多国籍で、ここでの活動自体がグローバルなチームワークの練習になります。
BSAJ(北京外国語大学日本人会):

日本人留学生のためのコミュニティで、現在130名以上の日本人留学生が所属しています。新入生歓迎会や日中交流会、企業インターンの情報共有などを行っており、困ったときに頼れる存在です。
国際商学院 学生アンバサダー:

学部の広報やSNS運営を行う活動です。学生が中心となり、海外の学生に向けて国際商学院の魅力を伝えます。インターン証明書がもらえるので、就職活動のアピールにもなります。
3. キャンパスを彩るイベント

- 国際文化祭(International Culture Festival):
BFSU最大のお祭りです。世界中の留学生が自分の国のブースを出して、料理や衣装、音楽を紹介します。まるで万国博覧会のようで、キャンパス全体が国際色豊かになります。 - スポーツ大会(運動会):
毎年春に行われます。恒例の学院対抗のチアダンスで盛り上がり、みんなとの仲が一気に深まります。 - 草むら音楽フェス:
毎年秋に学校のグランドをライブ会場にして、音楽フェスが行われます!中国の有名なアーティストが来ることも!
4. 適応能力が身につく生活
北京での生活は、日本とは違うことがたくさんあります。手続きが複雑だったり、予想外のことが起きたりすることもあります。正直に言って、中国で生活することは簡単ではありません。
しかし、WeChat(微信)やAlipay(支付宝)などのデジタルツールを使いこなし、トラブルを自分で解決していく中で、どこでも生きていける「適応能力」が確実に身につきます。このタフさは、将来社会に出たときに大きな自信になるはずです。
経済的なメリット:費用と奨学金

1. 物価が安く、生活しやすい
北京は大都市ですが、物価は他の国に比べて安いです。
- 学食: 学内には複数の食堂があり、1食あたり6〜20元(約120〜400円)でお腹いっぱい食べられます。中華料理の種類が豊富で、毎日違うメニューを楽しめます。
- 寮費: キャンパス内の寮に住めば、家賃は月額2.5万〜6万円程度で済みます。光熱費やネット代を含めても、東京の一人暮らしよりずっと安いです。
2. 充実した奨学金制度
経済的なサポートも充実しています。特に注目してほしいのが「中国政府奨学金(CSC)」です。
- 中国政府奨学金(CSC): 主に中国語コースを目指す学生が対象ですが、学費が全額免除になり、寮費も無料、さらに毎月の生活費(学部生で月額2,500元など)が支給される場合があります。この制度を利用できれば、経済的な心配をせずに勉強に集中できます。
- 北京市政府奨学金: 英語コースの学生も対象になります。成績優秀者は学費の一部や全額が免除されます。
- IBS独自の奨学金: 入学時の成績や在学中のGPA(成績)に応じて、学費の10%〜100%が免除される制度があります。頑張って良い成績を取れば、翌年の学費が安くなるので、勉強のモチベーションにもなります。
最後に:先輩からのメッセージ
北京外国語大学国際商学院での4年間は、単なる語学留学ではありません。
世界中から集まる仲間と切磋琢磨し、急成長する中国ビジネスの熱気を肌で感じ、英語と中国語という2つの武器を磨く時間です。
ここでの経験は、教室の中だけでは得られない「適応力」と「視野の広さ」を与えてくれます。
もし、中国留学に興味があるなら、ぜひBFSU IBSへの進学を検討してみてください。フレンドリーな仲間と、刺激的な毎日があなたを待っています!
まとめ:BFSU IBS留学に向いている人
- 中国語と英語、ビジネスを欲張りに学びたい人
- アジアの成長を肌で感じたい人
- 費用を抑えつつ、質の高い教育を受けたい人
- どんな環境でも楽しめるタフな適応力を身につけたい人
他に中国留学や北京外国語大学について質問があれば、ホームページのお問い合わせフォームまたは僕のSNSで気軽に相談してください!


