中国留学を目指すなんて1ミリも思ってなかった
高校の偏差値は55!成績順位はクラスの半分以下!
偏差値55
ぼくは東京の私立高校に通う高校3年生です(もうすぐ卒業!)。高校の偏差値は55で、特進コース(大学進学を目指すコース)に
入ってますが、実際の偏差値は50くらいです。決して海外留学を目指すようなレベルの高い高校ではありません。
実際、今年度留学を目指す人はぼくだけなんです。うちの高校から今まで留学した人は過去に1人しかいないそうです。中国留学を
目指す人はぼくが初めてだそうです。学校も担任も前例がなくて困っていて、担任から『俺は何もわからないから全部任せるわ』って言われました。
成績はクラスの真ん中以下
学校での成績順位は毎回クラスの半分以下で、決して良い成績ではありません。特に日本史がどうしても苦手で、赤点ばっかり取っていました。数学のテストで9点を取ったこともあり、今でも馬鹿にされてます笑 ちなみに家庭科の評定は5でした笑
興味がある教科は評定に5がつくこともあるけど、興味が無い教科は評定に1がつくこともあり、全体で見ると評定平均3.0くらいでした。興味が無いことは全然できないタイプなので、担任からいつも心配されてました。
留学にも、中国にも興味が無かった
ぼくにとって、留学は、すごく頭の良い人が、何か大きな目標を持って、勉強しに行くみたいな漠然としたイメージがありました。海外の文化や言語を勉強したいわけでも無かったし、そもそも一人で海外に行くことが怖い、自分にはできないと思っていたので、ぼくが留学を目指すことになるなんて思いもしませんでした。
日本での生活に十分満足していたので、わざわざ海外に行きたいとか、興味を持つことも全くありませんでした(ハワイだけはめっちゃ赤ちゃんの頃から毎年のように連れて行かれてましたけど笑)。
ましてや、中国に対しては、日本のニュースで報道されたり、情報番組で面白おかしく扱われるような、質の悪いコピー商品を作ったり、建物がすぐに倒壊したりするなど、マイナスなイメージしかなかったので、なおさら興味がありませんでした。
極端に怖がりの性格 vs 心からやりたいこと
極端に怖がりな性格なので壁を作ってしまう
小さい頃から何をするにも『怖い、怖い、』とずっと言ってました。新しいことをしようとすると、自分の中で「できない壁」を作ってしまって、すぐに逃げてしまいます。決して周りから見て難しいことではなくても、自分で『どうせ無理だ』『怖い』と思いこんでしまいます。
さらに、プライドが高い性格でもあって、どこかで自分はできると思っているところもあり、人から教えてもらったりするのを嫌がって、間違った自分のやり方をずっと続けていました。
だから、今までずっとできることが少なくて、親からも「将来引きこもりになる」と心配されていたらしいです笑
公文(KUMON)
小学生1~4年生のときに通っていた公文(KUMON)は、少し問題の形式が変わると、自分の中で「できない壁」を作って、逃げてしまっていました。
できない自分を認めることも嫌で、どうしたらいいかわからず、大声で泣きながらプリントをビリビリに破いて、ゴミ箱に捨ててしまうほどでした。
その時は、本当に辛くて一生懸命にやってるつもりだったけど、今思い返すと自分でできないと思い込んで泣いていたのが馬鹿らしいなと思います笑
テニス部
中学のときに入ったテニス部は、運動に対して「できない壁」を作っていて、どうせ練習しても上手くならないと思い込んでいました。
できないと諦めている一方で、自分は教えてもらわなくてもできると思ってしまっていて、先輩や友達にやり方やコツを教えてもらことを拒んでいました。
練習に行くたびにできない自分を認めるのが嫌で、だんだん練習にも行かなくなってしまい、結局サーブもまともに入れられないまま幽霊部員になってしまいました。
もし、最初から、人から教えてもらうことを拒まずに受け入れていたら、今頃少しはテニスができて、友達と楽しむこともできたのかなとめちゃめちゃ後悔しています。
心からやりたいことには壁を作らない?
そんなぼくですが・・・
「本当に心から自分がやりたいと思った時」にだけ、思い込みの「できない壁」を作らず、怖くても進むことができます。怖さよりもやりたい気持ちが勝つのだと思います。
不思議なことに、人に教えてもらうことも全然嫌ではなくなります。変なプライドよりもやりたい気持ちが勝つのだと思います。
行動力もめちゃくちゃアップします。
電波教師
例えば、小学4年生のときは、大好きな電波教師というアニメのイベントにどうしても行きたくて、会場の前までは親についてきてもらいましたが、1人で参加しました。会場のキャパは1200人ぐらいでしたが、周りは大人ばかりで小学生はぼく1人だったと思います。
水溜りボンド
5年生のときは、YouTuberにハマり、水溜りボンドという好きなYouTuberに会うために、今まで1回も1人で電車に乗ったことが無かったのに、片道1時間半かけて江ノ島まで行きました。今でもその時にもらったサインを持っています。
ZOC
中学3年生のときは、ZOCというアイドルにハマって、最年少ファンとして(周りはおじさんだらけ笑)毎月ライブに通い、1枚2000円のチェキを撮ってました。
推しやオタク仲間から、いつも年齢が若くてびっくりされてました。
バンド
高校ではバンドに“どハマり”し、ギターを買ってからは毎日欠かさずに弾き、部活(ギター部)をもっと盛り上げたいと思って自分から部長になったり、コロナ禍でもライブをするために校長先生に直談判したり、高校生ライブMUSIC DAYSという高校生バンド日本一を決める大会の東京大会(予選を勝ち進んだ20バンドが出場)に出場しました。
中国への興味がぼくの人生を変えた!
オリラジ中田のYouTube大学
そんなぼくが、最初に中国に興味をもったのは、高校2年生の1月にたまたま見た、オリエンタルラジオ中田敦彦さんのYouTube大学の動画「【中国デジタル革命】日本人が知らない世界最先端を走る中国のリアル」がきっかけでした。
ぼくがイメージしていた中国とは180度違う、日本よりもずっと発展している中国を初めて見て、鳥肌がたち、『まじか!』と声に出して言ってしまうほどびっくりしました!
前編と後編で合わせて1時間くらいある動画ですが、夢中でそのまま一気見してしまうほど面白かったです。
そこから、司法書士法人アコードさんの「【 深圳視察記】まさに衝撃的!日本は完全に負けてる。世界トップのハイテク都市・深圳に行ったよ!」も見て、中国にどんどん興味が湧いてきました。
自分が知ってる中国と現実の中国の差に驚く
自分が知っている中国
中国に対しては、日本のニュースで報道されたり、情報番組で面白おかしく扱われるような、質の悪いコピー商品を作ったり、建物がすぐに倒壊したり、空気が汚くてみんなマスクをしているようなマイナスなイメージしかありませんでした。
現実の中国
現実の中国は、高い技術力があり、さらに良い商品を作ろうと毎日頑張っている人たちがたくさんいて、活気にあふれた国なんだとを知りました。しかも、街中には緑がいっぱいあって、電気自動車の普及が進んでいて、静かで空気も綺麗だそうです。
その他にも、日常の買い物から税金の支払いまで全てスマホでできることや、科学技術の研究にも多くの資金を回していて、日本より国の将来も考えられていることに本当にびっくりしました。
今の中国と日本を比べたら、完全に負けていると思いました。
隣の国なのに何も知らないことを実感
海を挟んで隣の国なのに、こんなにも中国のことを知らないことに衝撃を受けました。
小学校や中学校の時に、同じ学校に通っていた中国人の同級生が中国から来たというだけで馬鹿にされていたり、偏った報道や情報番組で見せられる中国のマイナスイメージに囚われて、本当の現実の中国が見えていませんでした。
最初は、日本が中国に負けている事実を信じられませんでしたが、中国を知れば知るほど探究心が湧いてきて、「もっと知りたい」が止まらなくなりました。
中国のすべての地域が発展しているわけではないし、経済格差もありますが、これから中国はもっともっと発展していくと思いました。
中国語を学びたい!中国留学したい!
中国語を学びたい!
中国についてもっと詳しく知るには、中国のSNS・ネットの記事・テレビを見るのが一番良いと思い、中国語を学びたいと思いました。
最初は中国語の勉強ができる大学に進学したいと思い、中国語学科のある中央大学や名古屋外国語大学を目指そうと考えました。
当時の学力では、なかなか厳しい状況でしたが。
中国留学したい!
中国語の勉強をしている時に、中国の大学に「外国人が中国語を学ぶための漢語本科」という学科があることを知りました。しかも、4年間で言語を学びながら、中国の文化も体験できて、奨学金がもらえればほとんどタダで留学できるというめちゃめちゃ美味しい話でした。
言語と文化を一緒に学ぶと、言語を習得するスピードがより早くなるらしく、良いことしかない学科だ!と思い、漢語本科のある中国の大学を目指すことに決めました。
ここがぼくの人生の分岐点になりました。
でも実際は・・・
このあと漢語本科ではなく本科留学(中国語を学ぶのではなく、中国語で学ぶ学科 )を目指すことになるんですけどね。
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