こんにちは、トモキです!
中国留学を準備していると、「病院ってどうすればいいんだろう」って漠然と不安になりませんか?
言葉が通じるか、どこに行けばいいか、いくらかかるのか。日本にいる間は想像もつかないことだらけで、「体調を崩したらどうしよう」という恐怖感は僕も留学前から持っていました。
そして実際に、大学2年の冬にインフルエンザで倒れました。40度近い熱で、広い病院の中でどこに行けばいいか分からない。症状を中国語で伝えようとしても言葉が出てこない。あの経験は、正直しんどかったです。でも、乗り越えられた。
この記事では、そのリアルな体験をもとに、中国で体調を崩した時に何をすべきか、具体的にお伝えします。
- 中国の病院の種類と使い分け
- 受付から会計まで、受診の流れ
- 症状を伝える中国語フレーズ
- 実際にかかった費用と保険の話
- 薬局・美团での薬の買い方
- 付き添いと緊急連絡先の準備
この記事を読めば、「もし体調を崩しても、何をすべきかイメージできる」状態になれると思います。一緒に見ていきましょう!
まず知っておきたい:中国の病院には2種類ある

中国で体調を崩した時、真っ先に「病院に行かなきゃ」と思うかもしれません。でも、その前にひとつ覚えておいてほしいことがあります。日本人留学生が利用できる医療機関は、大きく2種類あります。
| 種類 | 場所・特徴 | 向いているケース |
| 校医院(学校医務室) | キャンパス内。手軽・安価。簡易診療が中心。 | 軽い風邪、擦り傷、整腸薬が欲しいなど |
| 公立病院 | キャンパス外。設備が充実。混雑することが多い。 | 高熱、骨折疑い、インフルエンザなど |
1. 校医院でできること・できないこと
多くの大学のキャンパスには、校医院(学校医務室)が設置されています。北京外国語大学の場合、西キャンパスの留学生寮の裏あたりにあります。受診には学生証(校园卡)が必要です。
校医院のメリットは、何といってもアクセスの良さと費用の安さ。軽い風邪や腹痛、小さな切り傷など、簡単な処置が必要な時には最初の選択肢になります。待ち時間も比較的短い。
ただし、校医院でできることには限界があります。検査設備や対応できる病気の種類は、外の公立病院と比べてかなり限られています。インフルエンザの検査や採血が必要なケースは対応できないことが多いので、最初から公立病院に行く方が結果的に早いこともあります。

僕はインフルエンザだったので、最初から直接公立病院に行きました。校医院を経由しても、結局「大きな病院へ行ってください」と言われるだけのことも多いそうです。
2. 「大きな病院へ行こう」と判断する目安
以下のような症状があれば、校医院を経由せず、直接公立病院に行くことをおすすめします。
- 38.5度以上の高熱が続いている
- インフルエンザが疑われる(急な発熱・関節痛・だるさなど)
- 骨折や打撲の疑いがある(レントゲンが必要なケース)
- 症状が数日経っても改善しない
- 食事が全くとれない状態が続いている
「少し大げさかな?」と思っても、中国では日本と医療システムが違うので、不安な時は早めに動いた方が安心です。
僕がインフルエンザで北京大学第三医院に行った話

大学2年の冬のことです。ある日の朝から急に体がだるくなり、昼過ぎには体温計が39度台を示していました。夕方には40度近くまで上がり、これは自分では対処できないと判断して病院に行くことにしました。
向かったのは北京大学第三医院(海淀院区)。北京外国語大学のある海淀区にある大きな公立病院で、学校からも比較的アクセスしやすい場所にあります。
彼女が付き添ってくれたのが、今でも本当に助かったと思っています。あの状態で一人だったら、どうなっていたか正直分かりません。
1. 受付から診察室まで:どこに行けばいいか
北京の大きな公立病院に初めて行くと、その規模に圧倒されます。建物が大きく、人が多く、どこに行けばいいか最初は本当に迷います。
高熱や発熱症状がある場合、まず向かうべきは「发热门诊」という発熱外来です。入口や院内の案内板に「发热门诊」と書かれている場所を探してください。
僕が経験した受診の流れはこうでした。
- 挂号:受付・診察券の取得
窓口で「挂号したい」と伝え、診察の受付をします。パスポートが必要になるので必ず持参してください。スマートフォンアプリやWeChat経由でオンライン予約できる病院も増えています。 - 採血
インフルエンザが疑われる場合、指示に従って採血の検査があります。結果が出るまで待ちます。 - 診察
医師に症状を伝え、検査結果をもとに診断が行われます。 - 会計と薬の受け取り
診察が終わると会計に進み、同じ流れで薬を受け取ります。日本のように「薬局に別途行く」という流れではなく、会計と薬の受け取りがほぼ同時に完了しました。
待ち時間については、僕が行った時はそれほど長くありませんでした。ただ、時間帯や混雑状況によって変わるので、余裕を持って行くのが安心です。

病院内は案内板がたくさんあるのですが、広すぎてどこに行けばいいか迷います。「发热门诊在哪里?」と周りのスタッフに聞けば教えてもらえます!
2. 診察室の中:症状はどう伝える?
診察の内容自体は、日本とそれほど変わりません。「いつから症状が出たか」「どんな症状があるか」「熱は何度か」といった基本的な確認が行われます。
ただ、問題は40度近い熱の状態で、中国語で症状を伝えること。平熱の時でも難しいのに、朦朧とした意識の中では本当に言葉が出てきません。僕は彼女に隣にいてもらって助かりましたが、一人の場合は翻訳アプリの力を借りることを強くすすめます。
以下に、病院で使える基本的な中国語フレーズをまとめました。スクリーンショットを撮っておくか、メモに保存しておくと安心です。
| 症状・状況 | 中国語 |
| 発熱 | 发烧 |
| 喉の痛み | 嗓子疼 |
| 頭痛 | 头疼 |
| 腹痛 | 肚子疼 |
| 下痢 | 拉肚子 |
| 吐き気がある | 想吐 |
| 咳 | 咳嗽 |
| 体がだるい | 全身没劲儿 |
| 昨日から症状がある | 从昨天开始 |
| 日本語か英語が話せる人はいますか | 有会说日语或英语的人吗? |
翻訳アプリはDeepLやGoogle翻訳が便利ですが、音声入力を使えば話しかけるだけで翻訳してくれるので、体調が悪い時でも使いやすいです。事前にインストールしておきましょう。
3. 会計と薬:費用はいくらかかったか
診察が終わり、インフルエンザと診断されました。処方されたのはインフルエンザの薬1錠。
気になる費用は、トータルで約400元(約8000円)でした。採血の検査代と診察代・薬代が含まれた金額です。
支払いはAlipayで完了しました。現金でも対応可能だったと思いますが、中国ではスマートフォン決済が一般的なので、Alipayかウィーチャットペイの準備はしておくと安心です。

大学の保険(来华人员综合医疗保险)は、外来の免責金額が650元のため、今回の400元では適用外でした。先生に確認した際にも「軽い病気では使えない」と言われています。詳しくは保険の記事で解説しています。
保険について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
付き添いについて、正直に言います

これは体験談として、はっきり伝えたいことがあります。
体調が本当に悪い時、一人で病院に行くのは相当しんどいです。
今回、僕には彼女が付き添ってくれていました。広い病院内を一緒に歩いてもらい、受付の対応や案内板の確認を手伝ってもらえた。あれがなければ、朦朧とした意識の中で途方に暮れていたと思います。
日本でも熱が39度の時に一人で病院に行くのはしんどいですよね。それが異国の地で、言語の壁もある状態でとなると、さらに難易度が上がります。
体調が悪い時は、できるだけ周りの人に頼ってください。同じ寮の友人でも、同じ授業を受けている人でも、信頼できる人に「病院に付き合ってほしい」と声をかけることをためらわないでほしいです。
1. 一人で行く場合の備え
もしどうしても一人で行かなければならない場合は、以下を準備しておきましょう。
- 翻訳アプリ(DeepL・Google翻訳):音声入力対応のものを事前にインストールしておく
- 症状メモ:「いつから・何度の熱・どんな症状」を日本語で書いて、アプリで翻訳した中国語版を画面に出しておく
- パスポート・Alipay:必ず持参
- 辅导员の先生にWeChatで連絡:「病院に行きます」と一言伝えておくだけで、サポートを受けやすくなります
緊急性が高い場合や、症状が重くて不安な時は、辅导员(りゅうがくせいの担当教員)の先生にWeChatで連絡するのが一番確実です。多くの大学では、留学生の緊急連絡先として辅导员が設定されています。「先生に頼るのは申し訳ない」と遠慮する必要はありません。

救急が必要な場合、中国では「120」または「999」に電話します。ただしオペレーターは中国語対応で、救急車の利用は有料です。本当に緊急の場合は迷わずかけてください。
薬局でも買える。受診するほどでもない時

「なんとなくだるい」「喉が少し痛い」「鼻水が出る」程度の症状なら、わざわざ病院に行かなくても薬局で薬を買うことで対処できることがあります。
僕も病院に行くほどではないと判断した時は、大学近くの薬局か美团(メイトゥアン)を使っています。風邪薬や喉の炎症を抑える薬など、軽い症状に対応する薬は薬局で手軽に購入できます。
値段は商品によりますが、500〜800円程度で買えるものが多い印象です。
1. 薬の選び方:店員に聞くか、調べるか
中国の薬局では、日本と同じように西洋薬(西药)と漢方薬・中成薬(中成药)が販売されています。
僕個人の印象では、漢方薬は量が多くて苦いものが多く、少し抵抗感がありました。一方で西洋薬は成分も近く、問題なく使えています。
薬の選び方としては、主に2つの方法があります。
- 小红书・百度で調べる:「感冒药 推荐」「嗓子疼该喝什么药」などで検索すると、薬の情報が出てきます。商品名が分かれば薬局でもスムーズに探せます。
- 薬局の店員に直接聞く:「我嗓子疼,该喝什么药?(のどが痛いのですが、どの薬を飲めば良いですか?)」と話しかけると、商品を持ってきてくれます。

薬局の店員さんは比較的親切に対応してくれます。指差し+翻訳アプリでも十分通じますよ!
2. 美团で薬を注文する方法
体調が悪くて外に出たくない時に便利なのが、フードデリバリーアプリ「美团」です。飲食物だけでなく、薬局の商品もデリバリーで届けてくれます。
注文してから届くまで約30分が目安です。「体が辛くて外出できないけど薬が必要」という時に、本当に助かります。
使い方はシンプルで、美团アプリを開いて「药」や「药店」で検索すると近くの薬局が表示されます。商品名や症状名で検索して注文するだけです。
日本から薬を持ってくるべきか

「日本の薬を持ってきた方がいいか」という質問はよく聞きます。正直に言うと、僕は日本から薬を持ってきましたが、今まで一回も使っていません。
ただ、これは「持ってこなくていい」ということではありません。中国の薬が体に合わない人もいるのは事実ですし、慣れた薬があると精神的な安心感も大きい。特に風邪薬は、日本から持ってきておいて損はないと思っています。
もし持参するなら、解熱鎮痛剤や総合感冒薬など使い慣れたものをいくつか入れておくのがおすすめです。

薬を中国に持ち込む場合は、個人使用の範囲内で元のパッケージのまま持っていくのが基本です。処方薬がある方は英文の処方箋を念のため準備しておくと安心ですよ。
まとめ:体調を崩したら、まず誰かに頼ること
長くなりましたが、最後にこの記事の要点をまとめます。
- 軽い症状は校医院・薬局・美团で対応できる。病院に行くほどでもないケースは意外と多い
- 高熱・インフルエンザ疑いは直接公立病院へ。北京外大近くなら北京大学第三医院(海淀院区)が選択肢のひとつ
- 受診の流れ:挂号(受付)→ 検査 → 診察 → 会計・薬受け取り。パスポートとAlipayは必ず持参
- 費用は全額自費が基本。大学の保険は軽い病気ではほぼ使えない。インフルエンザで約400元(約8000円)が目安
- 症状を伝える中国語フレーズと翻訳アプリは事前に準備しておく
- 付き添いを頼むのが一番。一人の場合は辅导员の先生にWeChatで連絡する
そして、この記事で一番伝えたかったことを最後に。
体調が悪い時は、一人で抱え込まないでください。
留学中は「迷惑をかけたくない」「一人で頑張らなきゃ」と思いがちですが、体が限界の時は周りに頼るのが正解です!!
最後まで読んでくれてありがとうございました!中国留学に関して気になることがあれば、気軽にSNSで聞いてください。
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