こんにちは、トモキです!中国の大学へ進学を考えている皆さん、準備は進んでいますか?
大学の勉強でまず必要になるのが「パソコン」や「タブレット」などの電子機器です。でも、「中国のインターネット環境で使えるの?」「どのくらいのスペックが必要なの?」 と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、現在中国の大学に在籍し、YouTubeなどで情報発信をしている僕の実体験をもとに、失敗しない選び方を解説します。
僕自身はMacユーザーなので、この記事では主にApple製品について詳しく解説していきます。ただ、Windowsを使いたい方向けのアドバイスも後半で紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。「なぜ中国留学でMacBook AirとiPadの組み合わせがおすすめなのか」、操作のしやすさやiPhoneとの連携など、実際の経験に基づいて紹介します。
中国の大学生活でパソコンは「絶対に」必要です

最近はスマートフォンやタブレットが高性能になっていますが、中国の大学で学ぶなら パソコンは必須 です。タブレットだけで4年間を乗り切るのは非常に難しいと考えてください。その理由は大きく分けて2つあります。
1. 授業でのプレゼンテーションやグループワークが多い
中国の大学では、日本以上にプレゼンテーションやグループワークの頻度が高いです。
パワーポイントやCanvaを使ってスライドを作成する際、画像や動画を配置したり、アニメーションを設定したり、発表用のメモを書き込んだりする作業は、タブレットのタッチ操作だけでは時間がかかりすぎます。また、教室のプロジェクターに接続する際も、パソコンからの外部出力の方が接続が安定します。
「情報を閲覧する」だけならタブレットが得意ですが、「資料を作成する」作業にはキーボードとマウス(トラックパッド)を備えたパソコンが圧倒的に効率的です。
2. 将来の仕事に向けたスキル習得
大学生活は、社会に出るための準備期間でもあります。卒業後の仕事では、ほとんどの人がパソコンを使って業務を行います。
WordやExcelなどのオフィスソフトの高度な機能を使ったり、ファイルをフォルダごとに整理して管理したりする操作は、社会人として必須のスキルです。大学期間中にパソコンをメインの道具として使いこなし、操作に慣れておくことは、将来のキャリアにとって大きなプラスになります。
タブレット(iPad)があると勉強の効率が劇的に上がります

パソコンが「メインの基地」だとすれば、タブレット(iPad)は「最前線で動くノート」です。タブレットがあるだけで便利になる具体的なシーンを紹介します。
1. 配布されたPDFの教科書に直接書き込める
中国の大学では、教科書や授業資料がPDFファイルで配布されることが非常に多いです。紙の教科書を買う機会は日本より少ないかもしれません。
授業直前にWeChat(微信)のグループチャットに資料が送られてくることもよくあります。そんな時、iPadがあれば、PDFをすぐにノートアプリ(GoodNotesなど)に取り込み、先生の話をその場で直接手書きで書き込む ことができます。
漢字(简体字)を覚えるためにも、キーボード入力だけでなく「手で書く」というプロセスはとても重要です。デジタルデータの「かさばらない便利さ」と、手書き学習の「記憶への定着の良さ」を両立できるのがタブレットの強みです。
2. 中国独自の論文フォーマット「CAJ」が読みやすい
中国の論文検索サイト「知网(CNKI)」からダウンロードする資料は、CAJ形式という独自ファイルであることが多いです。パソコンでこのファイルを読むソフトは使いにくいことがありますが、iPad用のアプリなら比較的スムーズに閲覧できます。
画面を分割して、片方で論文を読みながら、もう片方で辞書アプリを開くといった使い方も、語学を学ぶ留学生には非常に強力な助けになります。
なぜ中国留学で「Apple製品」をおすすめするのか

Windowsしか使ったことがない人にも、あえてMacBookをおすすめしたい理由があります。それは、Apple製品同士の連携機能が、中国特有のインターネット環境の「不便さ」を解消してくれるからです。
1. AirDrop(エアドロップ)が最強の転送手段になる
中国では、Googleドライブなどのクラウドサービスへのアクセスが制限されたり、接続が不安定だったりします。また、連絡手段として必須のWeChatは、ファイル転送に容量制限(100MB〜200MB程度) があり、大きな動画や大量の資料を送るのには向きません。
そこで活躍するのが AirDrop です。
インターネット回線を使わず、Wi-FiとBluetoothで直接通信するため、ギガバイト単位の重い動画データや数百ページのPDF資料も、iPhoneからMac、MacからiPadへと一瞬で転送できます。 電波の悪い場所でも問題なく使えるデータ移動手段です。
2. コピペが共有できる「ユニバーサルクリップボード」
iPhoneでコピーした文字や画像を、そのままMacで「貼り付け」できる機能です。
例えば、スマホのWeChatに送られてきた「授業のミーティングID」や「認証用のSMSコード」を、Macに入力しなければならない場面が多々あります。この機能があれば、打ち間違いもなく、一瞬で入力を完了できます。
また、iCloud を使えば、iPadで書いた手書きノートが自動的にMacに同期されるので、試験前にMacの大きな画面でノートを見返すといった使い方もスムーズにできます。
3. 初心者でも操作に迷わない
Apple製品は、ハードウェア(本体)とソフトウェア(OS)を同じ会社が作っているため、トラブルが少なく動作が安定しています。
トラックパッドの操作も直感的で、スマホと同じような感覚で拡大・縮小や画面切り替えができます。操作が複雑ではないため、機械が苦手な初心者の方にも非常に優しい設計になっています。
あなたに合うスペックは?使用用途別の選び方

「結局、どのMacBook Airを買えばいいの?」という疑問にお答えします。ここでは、私が使っているモデルと、もう少し価格を抑えたモデルの2パターンを比較します。
1. 【パターンA】筆者のおすすめ構成(動画編集もバリバリこなす)
- モデル: M4 MacBook Air
- メモリ: 16GB(M4モデルは標準で16GB)
- ストレージ: 512GB
2025年3月に発売された最新のM4 MacBook Airは、メモリが標準で16GBになりました。これは動画編集やマルチタスクをする人にとって嬉しいアップデートです。
動画編集はパソコンに大きな負荷がかかります。メモリが8GBだと、編集ソフトを動かすだけで精一杯になり、動作がカクカクしたり、保存に時間がかかったりします。16GBあれば、4K動画の編集もスムーズに行えます。
また、普段の課題作成でも、ブラウザでたくさんのタブを開きながら、WeChatとWordを同時に使うといった「マルチタスク」をしても動作が重くなりません。4年間快適に使い続けたいなら、この構成が最も安心です。
2. 【パターンB】価格重視の構成(ネットサーフィンと授業が中心)
- モデル: M4 MacBook Air、または中古・整備済み品のM3 MacBook Air
- メモリ: 8GB〜16GB
- ストレージ: 256GB
もし、「留学中に動画編集はしない」「用途は日々の授業の課題作成とネットサーフィン、動画視聴くらい」 というのであれば、ストレージ256GBの構成で十分足ります。
M4チップは非常に性能が良く、メモリも標準で16GBあるので、レポート作成やZoom授業などは余裕でこなせます。さらに予算を抑えたい場合は、Apple認定整備済製品や中古のM3 MacBook Airも選択肢に入ります。M3のメモリ8GBモデルでも、レポート作成やZoom授業などの用途であれば問題なくこなせます。
3. ストレージ容量選びの注意点:中国ならではの事情
ストレージ(保存容量)を選ぶ際、WeChatのデータ量に注意が必要です。
WeChatは、チャット履歴や送られてきた画像・動画をどんどん本体に保存していきます。多くのグループチャットに参加していると、WeChatのデータだけで数十GBから100GB近くになってしまうことも珍しくありません。
また、4年間分の授業のPPTを保存しておくとすぐにストレージがいっぱいになってしまう可能性があります。
そのため、予算が許すなら 512GB を選んでおくと、容量不足に悩まされることなく快適に過ごせます。256GBを選ぶ場合は、こまめにデータを整理したり、外付けのハードディスクを活用したりする工夫が必要です。
Windowsを使わなくても大丈夫?

「中国はWindowsが多いと聞くけど、Macで大丈夫?」と心配になるかもしれませんが、ほとんど問題ありません。
1. Windowsパソコンを選ぶ場合のアドバイス
正直なところ、私はWindowsを使ったことがないので詳細なアドバイスはできませんが、Windowsパソコンでも中国留学は問題なくこなせます。もしWindowsを選ぶ場合は、以下の点を参考にしてください。
- メモリは最低8GB、できれば16GBを選びましょう。Macと同様、マルチタスクや長期間の使用を考えると余裕があった方が安心です。
- ストレージは256GB以上、予算が許せば512GBがおすすめです。WeChatのデータ量問題はWindowsでも同じです。
- 中国ではLenovo(联想)やHuaweiなどのブランドが人気で、現地でのサポートも受けやすいです。ただし、日本語キーボード配列のパソコンは日本で購入していく ことをおすすめします。
- iPhoneユーザーの場合、AirDropなどの連携機能は使えなくなりますが、WeChatのPC版アプリを使えばファイル転送は可能です(容量制限はあります)。
Windowsに慣れている方が無理にMacに乗り換える必要はありません。使い慣れた環境で留学生活を始めることも、ストレス軽減の観点から大切な選択です。
2. どうしてもWindowsが必要な場合(Macユーザー向け)
ごく稀に、大学の特定のシステムや授業で使うソフトがWindowsでしか動かないことがあります。その場合は、Parallels Desktop(パラレルス・デスクトップ)というソフトを使えば、Macの中でWindowsを動かすことができます。
私がおすすめした メモリ16GB のモデルなら、この方法でWindowsを動かしてもサクサク動作します。「普段は使いやすいMac、必要な時だけWindows」という使い分けができるので安心です。
3. Officeソフトの互換性
課題提出はWordやパワーポイントが基本ですが、Mac版のMicrosoft Officeも機能は充実しており、Windows版との互換性も非常に高いです。レイアウトが大きく崩れるようなことはほとんどないので安心してください。
どこで・いつ買うのがお得?

1. Apple製品は日本で買った方が安い
「中国で買った方が安いのでは?」と思うかもしれませんが、Apple製品は日本で購入することをおすすめします。 為替レートにもよりますが、日本の方が価格が安いことが多いです。また、日本語キーボード配列のMacBookが必要な場合は、日本で購入するしかありません。
2. おすすめの購入タイミング
Apple製品を少しでも安く手に入れたいなら、以下のタイミングを狙いましょう。
- 春の新学期キャンペーン(学割): 毎年2月〜4月頃に実施される学生・教職員向けのキャンペーンです。対象のMacやiPadを購入すると、Appleギフトカードがもらえる特典があります。大学の合格が決まったらすぐにチェックしましょう。
- 初売り(新年セール): 毎年1月2日から数日間行われるAppleの初売りでは、対象製品の購入でAppleギフトカードがもらえます。
どちらのセールも直接の値引きではなくギフトカード還元ですが、Apple Pencilやケース、アクセサリーの購入に使えるので実質的な節約になります。留学出発の半年〜1年前から計画的に準備するのがおすすめです。
まとめ:これから準備するあなたへ
中国への留学準備、不安も多いと思いますが、電子機器選びはこれからの4年間を支える大切な第一歩です。
- パソコン:M4 MacBook Air がおすすめ。
- 動画編集をする・長く快適に使いたい → ストレージ512GB
- 文章作成メイン・予算を抑えたい → ストレージ256GB
- ※M4モデルはメモリが標準で16GBなので、メモリ選びで悩む必要がなくなりました。
- タブレット:iPad Air(またはiPad)があると勉強効率が段違い。
- PDFへの書き込みや手書きノート作成に必須。
- ストレージは128GB以上 を選びましょう。私は64GBを使っていますが、PDF教科書や資料が増えると容量が足りなくなります。
- Apple Pencil も忘れずにセットで揃えましょう。
僕の現在の構成(M3 Air 16GB/512GB + iPad Air M1 64GB)は、授業からクリエイティブな活動まで、あらゆる場面に対応できる 非常にバランスの良い組み合わせだと実感しています。
Windows未経験の方こそ、直感的でトラブルの少ないApple製品で揃えることでストレスを減らすことができます。ぜひ、自分に合った機材を揃えて、留学生活を満喫しましょう!
他に中国留学や北京外国語大学について質問があれば、ホームページのお問い合わせフォームまたは僕のSNSで気軽に相談してください!
