中国政府奨学金 徹底解説(書類申請から面接、CSC電子申請システムまで)

志望大学の選び方

面接選考

ここからは面接選考について詳しく書いていきます。

面接はオンライン(Zoom)で日本語で実施されます。面接に関する案内は、詳細がメールで通知されます。書類選考時に割り振られた受験番号を使用して面接に参加します。事前にZoomのアカウント名を「受験番号_氏名」に変更しておきましょう!

下記のように、受験番号は選考分野ごとに分けられていて、ぼくが受けた年はAとEが圧倒的に多く、合計参加者は135名でした。

A:語学、文学

B:教育、哲学、社会学

C:歴史

D:政治経済、経営管理、法学

E:医学

F:理工

G:芸術

Zoom事前接続テスト(面接前日)

面接の10日ほど前に、ミーティングIDとパスワードが書かれたPDFファイルがメールで送られてきます。この事前接続テストで、面接が何人のグループで行われるかがわかります。基本的には4人のグループ面接が多いです。

Zoom事前接続テストでは、申請者4名と文部科学省の担当者1名で、簡単なカメラの角度や音声チェック、当日の注意事項が確認されるだけなので、10分ほどで終わりました。

服装に関しては特に規定がなかったので、ぼくは私服を着て参加しました。他の参加者の方は少しフォーマルな服装で参加していました。

面接当日

面接当日は申請者4名に加え、5人ほどの面接官の方がいました。

当日の面接では、特に難しい質問はありませんでした。私の受験番号は後ろの方だったので、おそらく時間が押していたか、私がすでに中国の大学に在籍していたことが影響していると思います。

面接全体は約20分で、1人当たりの持ち時間は5分ほどだったため、意外とあっという間に終わりました。ネットで見かけたような圧迫面接ではなかったです!笑

質問された内容

2年前の記憶で、当時は非常に緊張していたため、少し記憶が曖昧ですが、以下のような質問を受けました。

・今は北京外国語大学で勉強しているのか?

・中国での生活には慣れたか?

・なぜこの志望校3校を選んだのか?(中国語での質問)

面接のために準備したこと

ぼくはまず学習計画書をしっかり読み、質問される可能性がある内容を事前に予想し、答えを準備していました。また、すでに中国政府奨学金に合格している友達がいたので、その友達に頼んでビデオ通話で面接の練習をしてもらいました。自問自答するのと、実際に相手がいて面接練習をするのは全く違うので、友達に協力してもらうのがとてもおすすめです!

一応参考までに、ぼくが予想していた質問を以下に書いておきます。

事前に考えていた質問

・自己紹介(日本語/中国語)

・中国語学習歴はどのくらいか?

・なぜ中国に留学したいのか?

・いつからこの分野に興味を持ったのか?

・志望大学の選定基準は?

・留学中の学習について説明し、その学習がどのような利益をもたらすか?

・現在の日本と中国の貿易における問題点は?

・高校/大学での功績について

・日中友好において何が重要だと思うか?

・中国と日本の文化の違いについて

・日中の架け橋とは?具体的にどのようにして架け橋となるのか?

・中国で経済を学ぶことの意義は?

・日本の授業と中国の授業の違いは?

・なぜ北京外国語大学で、言語ではなく国際経済と貿易学を専攻するのか?

自分が予想していた質問はそのまま聞かれることはありませんでしたが、準備していた回答を一部活用して実際の質問にうまく答えることができたので、しっかり準備をしておきましょう!備えあれば憂いなしです!!🔥

面接での質問は基本的に学習計画書に沿った内容になるので、学習計画書の内容と矛盾しないように回答することが大切です。

面接のポイント

・面接官の質問の内容に端的に明確に答えることを意識しましょう!

・面接参加者は全てのプログラムの申請者がシャッフルされているので、それぞれの中国語能力に差があります。他の参加者が流暢な中国語で答えていても、あまり緊張しすぎなくて大丈夫です!💪

次のページでは、CSC電子申請システムと最終結果発表についてお話しします〜!

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